様々な手法・期間で
課題解決力を高めつづける
ビジネスパーソンの成長機会の7割以上が「OJT(職場における経験学習)」であると言われています。見方を変えると「仕事をする環境が変わらなければ、成長曲線は徐々に緩やかになってしまう」と捉えられるでしょう。つまり、ビジネスパーソンが同じ職場環境の中で理想的な成長を常に続けていくことは、意外なほどに難しいとも言えるのです。
人材開発の立場から考えると「意図的に“非連続”の成長を生む」環境づくりが重要です。そこで、日常業務からは得られない「経験」を提供する機会として研修やプロジェクトをとらえて、人材育成施策を企画・設計しています。
普段の仕事で使っている思考パターンは、その業界・業種特有の思考に固定化されていく傾向があります。この思考パターンは「成功体験」に裏付けられていることも多く、新しい思考方法を取り入れるハードルは想像以上に高い現実があります。
しかし、これまでの仕事とは異なる成果や新しい役割を求められるタイミングでは、思考習慣を再構築したり、問題解決のプロセスを改めて見直すことを求められます。そこで、論理的思考力やシステム思考、デザイン思考などさまざまな思考法を取り入れ、問題解決力の幅を広げる支援をしています。
6か月間にわたるプロジェクトを通じて、チームビルディングやビジネス構想力を学びます。机上の空論ではなく、できる限り現地に足を運び、現地現物現実を体感することを企図しています。
特定の「地域」に絞ることで社会の縮図を俯瞰できるため、身の回りで起こっている課題もより身近に感じられます。また、地域に根を張るリーダーたちは、自分の想いが明確であり、自ら考え、自ら意思決定し、自らの仕事を楽しんでいます。このプロジェクトでは、社外にもロールモデルを得て、就労観を含めたキャリア開発・リーダーシップ開発にもつながります。
「フロンティア・プロジェクト」を主テーマに据え、デザイン思考のエッセンスが盛り込まれた未来志向型のプロジェクトを通じたトレーニングです。
3〜6ヶ月間のプロジェクト期間中、定期的なワークショップとチームごとのディスカッションに取り組み、チームで企画を練り上げます。プロジェクトワークを通じて、実態のつかみにくい「デザイン思考」を体感しながら学べることに特徴があります。
欧米において、Wilderness Educationは子ども向けのみならず多くの企業で導入されています。大自然の中で「やり遂げなければいけない経験」は、チームや個人の殻を破るきっかけになります。
予定調和ではない環境での「問題解決力・意思決定力」強化、非日常の環境での「ストレス適応力」強化、あるいは短期間での「コミュニケーションの質」の変化など、舞台を変えることによる効果が期待されます。本プログラムは提携するプロフェッショナル団体の指導の下、企画運営しています。
問題解決のために、「木を見る力」(ある状況を掘り下げて分析する)を高めるプログラム。部分である要素に関する問題が解ければ、問題の全体も解けることを前提に、「要素の細分化」「個々の要素の深堀り」「定量的な現状分析」の方法を学びます。
問題解決のために、「森も見る力」(変化する状況や相互の因果関係を捉え包括的に構造分析する)を高めるプログラム。問題は個々の要素だけでなく、要素間の関係や全体構造にあることを前提に、「要素の全体観」「時間軸に基づく影響関係」「定性的な問題の分析」の方法を学びます。
相手に配慮しつつも、“合意形成”するためのアサーティブ・コミュニケーションを学ぶプログラム。「なぜ、コミュニケーションは難しいのか」という根源的な問いにはじまり、DESC法といったフレームワークを学びます。
ポジションパワーに頼らず、後輩・部下の納得度を高めて意欲的かつ主体的に動いてもらうための観点を学ぶプログラム。「納得とは何か」という問いにはじまり、納得形成モデル診断による自分自身の傾向をつかんだり、傾向に応じた対策を議論しながら進めます。