若手からステップアップ
次に向けた準備プログラム
一定の経験年次になったり、制度上で昇級・昇格すると「そろそろリーダー的な存在として…」「これからは視座を上げて…」という期待が高まります。しかし、昨日までと変わらない同僚と変わらない仕事に取り組む環境で、急に「意識を変える」ことは簡単ではありません。
また、職位定義書、職務能力要件、職務行動例などをひも解くにしても、そのドキュメントの性格上、抽象度が高かったり網羅性が乏しいなど「何を、どう変えてよいのか」がわかりづらかったり、「自分ごと」になりづらい現実があります。
そこで、同じ職位にあり同じような期待をされる同僚と「これから求められる役割」を議論し、個々人の具体的な業務シーンに置き替えていく機会として研修を企画しています。ウィル・シードでは、曖昧模糊とした“役割という期待”への前提をそろえて課題への共通認識をつくるために、体感型のアクティビティを活用しています。
業務にも慣れて、仕事の進め方やコミュニケーションをとる人の範囲が固定化され始める2~3年目の若手社員向けの取り組み。パターン化しはじめた思考様式に気づき、視野を広げていく必要性と具体的なアクションを考える機会として企画しています。
「視野を広げよう」には、「何をどこまで広げてよいのか」という“程度”の難しさがついてまわります。体感型アクティビティを通じて、この“程度”への共通認識をつくれる点に特徴があります。
明確なチームを持たない「チームリーダー層」や、組織の責任を負わない「まとめ役としてのチームリーダー」にとって、期待される役割は曖昧です。
体感型のアクティビティを通じて、曖昧な役割について共通認識をつくります。その上で、「I からWe へ」という役割の変化について、自分に期待されていること・自分にできること、チームの成果を高めるためにとるべき行動を具体化していきます。
部下を持たない「管理職層」や、管理職昇格前の「プレ・マネジャー」にとって、実地でマネジメント力を高めることは簡単ではありません。これは昨今、多くの会社で課題に挙がっているテーマでもあります。
体感型のアクティビティやマネジメントで陥りがちなケーススタディを通じて、マネジメントの全体像への理解を深め、共通のイメージをもちながら「仕事」「人」の側面でのマネジメントについて学びます。