日系企業は海外の地で操業して数十年の間に、売上や顧客基盤、物流網や各国政府とのネットワークなど、多くの経営資源を得ています。そして日本が人口減少の時代を迎える今、海外において自社の『現地人材』という貴重な経営資源をも得てきています。

本社・グループ会社の経営とオペレーションに貢献できるような、あらゆる可能性を抱えた現地人材が育ってきています。一方でそういった「グローバル人材」を日本本社が活用するためには様々な課題があります。

・実際に海外拠点で何をしているのか、赴任者の話を聞く程度でしか把握できていない
・海外も含めたタレント把握・配置・活用があるべき姿だが手が回らない
・海外拠点に人事専門家を置けるほど、人事内のグローバル化が進んでいない

2022年本研究会を発足し、海外拠点と本社人事の視点を共有する場を持ちました。様々な課題と可能性が見えると共に、「まずはコミュニケーションをとることからスタート」という第一歩も明らかになりました。
2023年度は「海外拠点と本社人事のコミュニケーションのはじめ方、進め方」をテーマに本研究会を定期開催の予定です。海外拠点と本社人事が一堂に会し、より良いコミュニケーションのはじめ方、進め方を議論していきましょう。

第三回目のテーマは、過去二回「現法Viewを聞く」「本社Viewを聞く」で明らかになった、「海外拠点と本社人事のコミュニケーションの難しさ」に焦点を当て、世界130ヶ国1000社以上のグループ会社を持つ豊田通商様のケースから、コミュニケーションの「はじめ方」「進め方」を考えていきたいと思います。

海外拠点と本社人事のあり方を、一緒に考えましょう！

▼研究会の詳細については以下から▼
ASEAN海外拠点×本社の連携を考える研究会（第三回）