海外赴任者の高齢化と世代交代の問題は、どの企業においても主要論点となりつつあります。また、新たな海外拠点立ち上げのために赴任者増員を行っている企業も増えています。そんな中、マネジメント経験のない（浅い）赴任者が、“英語・異文化”דマネジメント”という二重苦を抱え、成果を上げるまでに多くの時間を要してしまうという問題が散見されます。

■着任90日に注目する意味
海外赴任者は、着任したその日から、「どうせ3年で日本に戻るんだろ」「今度の赴任者は前任者と比べて優秀なのか」と現地スタッフからの“お手並み拝見”と言わんばかりの品定めを受け続けます。そんな現地スタッフから一刻も早く信頼を勝ち取り、成果につなげていくためには、彼ら・彼女らの赴任者への印象が固まってしまうまでの“90日間”が勝負といえます。

この90日間を、静観するでもなく、強行に進めるでもなく、組織を知り、自分は何者なのか、何ができるのかを現地スタッフに理解してもらう期間として活用しできるかどうかが、赴任者のいち早い成果創出に大きく影響します。

当日は、“赴任前～着任90日”に焦点をあて、下記の内容についてご紹介いたします。
・現地適応プロセス
・現地組織とメンバーを見る観点
・現地スタッフとの接点を戦略的に活用するためのコミュニケーションスキル　　等

今、まさに赴任者を送り出そうとされている人事担当者の方から、2018年度赴任前研修を検討されている担当者の方々まで、少人数ならではの情報収集・情報交換の機会としてご活用ください。